福岡から東京に戻ってくるたびに東京の活気のなさに驚く

今年は4月と12月の2回、福岡に行きました。

福岡から戻って来るたびに感じるのが、東京の「活気のなさ」と「殺伐とした雰囲気」。

電車の乗客はみんな不機嫌そうな顔をしているし、街を歩く人の表情もどことなく暗い。
朝のニュースに映る東京駅のビジネスパーソンの出勤風景を見ると、今から牢獄に行くのかと勘違いするほど。

福岡の街を歩くとすぐ気づくのが、東京に比べると圧倒的に若い人が多いこと。
一緒に行った人から言われて、なるほどと思いました。

ちなみに、東京23区と福岡市の平均年齢は以下の通り。(平成27年住民基本台帳より)
 東京23区:44.3才
 福岡市 :43.1才

福岡市のほうが1.2才若いことは若いけど、そんなに差があるわけでもない。
しかし実感としては、東京より福岡の街に若さを感じます。

若い人たちの表情が、明るいんですよ。福岡は。

なんでだろう?


・移動が簡単なので行動が活発になる。

福岡の街は、東京に比べるととてもコンパクト。
天神で仕事したあと、中洲の飲み屋街まで歩いて数分。すぐ移動できます。
郊外にもほとんど渋滞なく行けます。

東京だとこうはいかない。
車で移動しても道路は渋滞ばかり。駐車場を探すのが大変だし、駐車代も馬鹿にならない。
飲みに行くのも電車で10分、20分の移動は当たり前。
家も遠いので、終電を気にしないといけないし、いざ帰るときも電車は混んでいる。
通勤にも多くの時間を取られ、仕事だけで日々疲弊してしまうのが東京です。

なにをするのにも、いちいち時間と手間がかかって仕方がない。
移動で疲れ切ってしまうので、そりゃ活動する気も失せるというもの。

こうやってビジネスパーソンが疲れていくのです。

・子育て世代の親にゆとりがある。

東京の街中でよく見かけて気が重くなるのが、子供を叱っている母親の姿。
福岡では一回も見かけなかった。

ショッピングセンターを歩く親子連れの表情は、明らかに福岡のほうが柔和で穏やかです。
少しぐらい子供が失敗しても、怒っている様子はありません。

東京は、子育てのプレッシャーがものすごいのだと思う。
東京は、待機児童が多い(福岡は少ない)、小中から私立受験(福岡は高校まで公立が主流)、遊ぶ場所が少ない、と親の気持ちの余裕をなくす要素があまりにも多い。
人が多いためか普段の生活でも、電車内で騒ぐな(福岡は車が多い)、マンションで挨拶するな、狭い歩道ではベビーカーが邪魔、とやたらと注意事項や暗黙の了解が多い。

こんなこと気にしていたら、おちおち街も歩けない。

福岡で通りすがりの人が子供に声をかけている場面を何回かみましたが、東京でそんなことをやったら不審者と思われるのがオチ。

孤立しながら神経をすり減らしている母親が、ちょっとしたことで子供を叱りつけている様子は見ていて痛々しい。

どこに住んでいてもストレスはありますが、子育てに関しては東京は雰囲気がギスギスしています。


(まとめ)

最近「福岡がすごい!」と、雑誌やTV等でも良く報道されますが、行ってみてそのことがよくわかりました。

「人間が疲弊する街東京」と「暮らしに余裕がある福岡」。
働く時・家族で過ごす時。オン・オフいつでも疲弊しているのが、今の東京なのかも。
これが、行き交う人々の表情に現れ、街の雰囲気に影響を与えているように思えます。

もちろん日本の中心は東京ですし、これからも変わりはないでしょう。
ビジネスの規模、競争の激しさ、多様な人材、どれをとってもTokyoは世界的大都市だと思います。

しかし、仕組みが出来上がってしまっている閉塞感のようなものも感じます。

福岡の人口増加率は日本一で、東京を上回っているらしい。

伸びしろでいうと、福岡は東京以上かもしれません。